CRREARE CLOTH LOVERS

2022.01.11

スタッフの制服から商品化!こだわり満載のオックスフォードシャツ


sot(ソット)には現在3代目となる
ロゴ入りのオリジナルシャツがあることを
皆様はご存知でしょうか?

2013年に初代モデルが発売して以降、
少しずつデザインを変えながら
現在も発売を続けています。

実はこのシャツは
当初sotの店舗スタッフのために
作られたものでした。

今回は、そんな意外な経緯で商品化を遂げた
sotの「ヴィンテージ オックスフォードシャツ」
をご紹介します。



sotのオックスフォードシャツの歴史


sotのヴィンテージ オックスフォードシャツの
初代モデルは2013年に誕生しました。

このシャツは当初は商品としてではなく
“スタッフ用の制服”として企画された
アイテムでした。

当時のsotは現在のように
革製品に特化したお店ではなく、
音楽関連商品や書籍など
ジャンルを問わずに商品を販売する
“少し変わったお店”でした。

様々な商品を扱うも当時お店には
オリジナル商品はひとつもなく、
数年間はセレクト商品だけを扱う時期が続きます。

そんな中「せっかくなら、
sotのロゴマークを活かした
オリジナルのロゴ入り商品を
販売してみたい!」という想いが
お店の成長とともにスタッフにも芽生え、
ロゴ入り商品の開発がスタートします。

まず最初にロゴ入りのTシャツが販売、
その後ポロシャツが販売されました。



ロゴ入りの商品はとてもありがたいことに
どれも人気となり、その流れから
スタッフも身に着けられる
制服用のシャツも作ることになったのです。

企画途中に何度か
同品の一般販売が検討されたものの、
最終的にシャツの生地やデザインに
たくさんの“こだわり”を盛り込んでしまったため、
お客様に手軽に購入して頂けるような金額に
商品価格を抑えることができず、
あくまで当初の企画通り「スタッフ用の制服」として
制作が進んでいきました。

それから間もなく、
無事にシャツが完成。

スタッフが制服として着用するや否や
「sotのスタッフ着ているシャツが欲しい」
との要望やお問い合わせを
お客様から徐々にいただくようになり、
そのご要望にお応えする形で
一般販売をすることになったのです。

そして現在に至るまで
小さなデザイン変更を加えながら
販売を続けているのです。



移り変わるデザイン


初代モデル 
制服のような「毎日使えるシャツ」を目指して


初代モデルの素材は現行のものと全く同じ、
上質なオックスフォード生地が採用されています。

これは、制服として毎日の着用に耐えうる
丈夫な素材である必要があったためです

シャツのフォルムとロゴの色は
現行モデルと大きく異なり、
シルエットは全体的に少し細めで、
カフス(袖口)や前立ても
一般的なシャツに比べて少し小さく、
可愛らしさを感じるデザインでした。

また、ネイビーのロゴマークが
左胸に刺繍されていました。

シャツの色の展開は2色で、
白地と淡い青色の2色展開。

生地も肉厚でクラシカルなイメージもあった
この初代モデルはsotをオープン当時から
応援してくださる方を中心に人気をいただき、
リピート購入も多い商品となりました。



2代目モデル 
パッカリングを採用して「味」のあるシャツに


2代目のモデルは、初代モデルが発売されてから
3年後の2016年に発売されました。

「初代よりももっと良いものを作る」
を目標にデザインを一新。

初代モデルに比べ、よりカジュアルに
コーディネートを楽しんでもらえるような
少しゆとりのあるシルエットに変更されています。

カフス部分には洗濯をするたびに
立体感のあるシワを生み出す
「パッカリング加工」を盛り込みました。



現行モデル


ヴィンテージ オックスフォードシャツの商品ページ

いままで続いていたロゴマークの刺繍の色を、
ネイビーからブランドカラーでもある
深い緑色(千歳緑)に刷新。

デザインは2代目のモデルと
大きく変わりませんが、
ボタンダウンを無くして
全体的にすっきりとしたイメージに
仕上げられています。



緑色の刺繍は中性的なイメージを醸し出し、
男女ともに人気をいただいています。

では次に、現行モデルについて
より詳しくご紹介させていただきます。

sotのイメージカラー「千歳緑」。
色が持つ意味×sotの製品づくり




sotのオックスフォードシャツへのこだわり

シャトル織機にしか生み出せない風合い


耐久性と通気性に優れ、
季節を問わず通年使うことのできる
オックスフォード生地。

このオックスフォード生地は
近年減少の一途をたどる
国内のシャトル織機を使って、
ゆっくりと丁寧に織られています。

そんな貴重なシャトル織機だけが
生むことのできるシャツ表面の凹凸感
空気を含んだ時のふっくらとした手触りからは、
シャトル織機を使った製品にしか
出すことのできない“独特の温かみ”さえ
感じることができます。


非常に高密度で織られたこの生地は、
耐久性にも優れ、革製品同様に
長く愛用していただける1枚に
仕上がっています。

シャトル織機で作った製品にしか
見ることのできない様々なメリットを
随所に見て、感じることができるのも
このシャツをおすすめしたい
ポイントのひとつでしょう。



より長く使えるようにパイピングにもこだわりを


長年の着用にも耐えられるよう、
端の部分にはパイピングを施しています。

パイピングによって
生地がより傷みにくくなるだけでなく、
全体的に丸みが出て
可愛らしさが生み出されています。



貝ボタンで自然なイメージを演出


このシャツに採用されているボタンは
貝ボタンです。

貝ボタンならではの、
自然が作った美しい色味と光沢を
生かしています。



肩・腕の動きがスムーズになるタップも


背面にはタップがデザインされています。

タップの存在により
肩から腕までの可動域が広がるため、
着用中のストレスも感じません。



使うほどに楽しめるパッカリング


パッカリングは、
洗濯時に含む水分と反応する糸を使うことで
縫いシワが規則的に発生する
デザインのことをいいます。

フォーマルシャツには
不適切とされるパッカリングですが、
カジュアルシャツでは古き良き「味」として
好まれる加工がパッカリングです。

パッカリングを施したカフス部分を含め、
このシャツはデザイナーが
生地の縮率などを何度も変えて試験しながら
一番理想のイメージにあった縮率の糸を採用し
“洗いざらし感”を見事に生み出すことに成功しています。



3つのサイズをご用意

サイズはXS・M・Lの3サイズを
ご用意しております。



いかがでしたでしょうか?

今回は、少し意外な経緯から生まれた
sotのヴィンテージ オックスフォードシャツを
ご紹介しました。

余談になりますが、
このシャツを手掛けることとなった
福島県の縫製工場の代表は
sotの大ファンでもあり、
非常に特別な想いを込めながら
シャツの製造を手掛けてくださっています。


既存台数の少ないシャトル織機を使った
温かみのある生地と細部にもこだわりを詰め込んだ
ディテール部分にもぜひご注目ください。

どんなコーディネートにも使えるこのシャツは、
トップスとボトムス1点ずつの
通称「ワンツーコーデ」や
ニットやカーディガンとの相性も◎

sotのヴィンテージ オックスフォードシャツを
使ったコーディネートをぜひお楽しみください。

 

リンク:
ヴィンテージ オックスフォードシャツの商品ページ

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